• より軽く、より薄く

    宸鴻は当初の技術的ネックを克服し、カバーガラス(Cover Glass)とセンサー・ガラス(Sensor Glass)を合わせ、独自のシングルガラスタッチモジュール(SGS)を開発しました。従来のガラス貼り付け(GG)による積層方式に比べて一層ガラスと光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive,略称OCA)が省き、タッチモジュールの性能を高めると同時に、軽量化、薄型化が実現できました。また、狭フレームの技術はタッチモジュールの視認面積を変えずに小型化でき、これらの技術の応用により、タッチモジュールの携帯性がより増し、更に理想的なユーザー体験をもたらします。

  • フルラミネーション工程

    従来の4辺貼り合せ工程(Air Gap)に比べ、フルラミネーション(またはダイレクトボンディング)はより高い光透過率とコントラストがあるため、消費電力を抑え、幅広い製品への使用が可能です。同時に優れた抗ノイズ能力により製品のタッチと指の視認性を更に高め、より良いタッチ操作をもたらします。宸鴻の先進な技術と豊かなフルラミネーション工程経験により、顧客により完璧なタッチ製品を提供しています。

  • タッチモジュール

    宸鴻の多様化されたタッチモジュールの技術は、顧客により多くの積層構造を提供し、ニーズによって様々な材料および厚みが選択でき、かつ最適な設計によって顧客の幅広い要求を満たしています。例えば車載環境で厳格な仕様要求に、高温高湿下で正常に作動するタッチモジュールがあり、苛酷な環境で使用する製品に対し、その仕様に満足できるタッチソリューションの対応が可能となります。マルチタッチを要求するソフトウエアに対しても、宸鴻は先進的なマルチタッチソリューションがあり、ユーザーは真実に最も近いマルチタッチが体験できます。

  • 新素材の研究開発

    研究開発において、宸鴻は代替性のある透明導電材質、フレクシブルタッチ基板などの新素材の開発に力を入れており、顧客により低コストで新技術を応用した製品を提供すると共に、顧客と共に環境保護に取り組んでいます。

    代替性透明導電材質インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide,略称ITO)の元素であるインジウムは希少なレアアースであり、原料を入手することがITO価格上昇の主な原因になっています。現在業界では低コストで高効率の代替案を積極的に検討しており、近い将来フレキシブル基板が出現すれば、これまでのディスプレイは折曲不可との制限が一挙に解決できることになります。

    フレクシブルタッチ基板ガラス基板は従来採用されてきたタッチモジュール主流でしたが、各シングルガラスソリューション(SGS)の台頭により、超薄膜モジュールの製造が業界の技術目標の一つになっています。フレキシブル基板の導入を通じて、シングルガラスタッチモジュール技術と組み合わせることで、どの角度で折り曲げても高画質画像を表示することが可能となります。このタッチディスプレイ技術は、次世代のマンマシンインタフェースの応用へとリードしていくでしょう。

  • 品質・強度

    設計から製造工程に至るまで、宸鴻では品質強化を原則として、顧客の品質に対する厳しい要求に応えてきました。宸鴻の全てのタッチ材料を厳選し、例えばコーニング、ショット、旭ガラスなどのメーカーの高規格強化ガラスをカバー・ガラスの原料として採用して、製造工程において更に独自の強化技術を織り交ぜることで、タッチモジュールの強度を高め、耐用性の高い製品を作り出しました。シングルガラスのタッチモジュールで採用している独自の技術は、ガラスの強度を大幅に高めると共に、実際に応用する上での強度要求を満たしています。

  • 知的財産権

    弊社はタッチパネルの技術分野における研究とイノベーションに尽力しています。弊社は過去数年に亘って研究と開発に対し相当額の投資を行っております。弊社はタッチパネル技術の改善に全力を尽くすことにより、ユーザーに最高品質の製品を提供できると確信しており、また、これら入念な研究開発の成果は全て知的財産権によって保護されなければならないと考えています。そのため、弊社は弊社の知的財産権を強化していくために、特許、商標、著作権を世界各地で申請し、かつ営業秘密を保護することに対して、毎年多くの尽力及びリソースを投入しています。

    2017年9月現在、弊社は世界各地において、3000件を超える特許出願をしており、そのうちに、2189件を超える特許出願が既に登録済みです。これらの特許権及び特許出願は、タッチパネル、センサ電極、制御回路、カバーガラス、センサ材料やそれらの製造方法、製造器具、製造機械等の技術分野を網羅しています。弊社は、これらの知的財産権を弊社製品の価値を高めると共に、ユーザー及び提携パートナーの正当な権利・利益を保障するために用いていきます。弊社は第三者の知的財産権を尊重し、第三者もまた弊社の知的財産権を同様に尊重することを望んでいます。